レンズ型制震ダンパー
~シンプルな構造で、地震の揺れに強い。それが「レンズ型制震ダンパー」~
ワンランク上の制震ダンパーを地震エネルギー吸収部に採用
「レンズ型制震ダンパー」は地震エネルギーを効率よく吸収するシンプルな構造の耐震補強材です。
■大きな伸び特性を持つ低降伏点鋼材を採用
「レンズ型制震ダンパー」の要であるレンズ型パネルには、従来の鋼材と比較して、大きな伸び性能を備えている低降伏点鋼材(LY材)を採用しています。
この大きな伸び性能が、地震による激しい揺れに的確に対応し、地震エネルギーを効率よく吸収、建物への被害を抑えます。
■レンズ形状で、大地震にも安心
低降伏点鋼材採用のレンズ型パネルの中心部には、両面に凹型レンズ形状加工を施しています。このレンズ形状によって、地震エネルギーを効率よく分散、均等に変形が起こるために加工されていない単板パネルに比べ、繰り返しの振動にも長持ちします。そのため大地震にも安心です。
◆大地震発生後のメンテナンスも簡単でローコスト
「レンズ型制震ダンパー」は、日常においてわずらわしいメンテナンスは必要ありません。大地震後は目視による点検で簡単に確認いただけます。
ダンパー交換も簡単
レンズ型パネルの接合は溶接を一切行わないボルト接合式。そのため、大地震などで万一レンズ型パネルの交換が必要になった場合でも、ローコストで簡単に交換することができます。
日本建築センターにて、一般評定を取得(平成24年6月15日取得)
「レンズ型制震ダンパー」は、第三者機関:一般社団法人日本建築センターにおいて、「一般評定」を取得。建物全体の揺れを低減させることに有効な制震ダンパーであることが認められました。
平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震後、日本建築センターにて初めて取得した制震ダンパーです。
窓をさえぎらない独自の構造が、ご利用の皆様に大きなメリットを提供
①開口部をさえぎりません
「レンズ型制震ダンパー」はコンパクトなため、一般的な耐震ブレースのように、窓などの開口部をさえぎることがありません。そのため、テナント様や入居者様からの「視界が悪くなった・・・」などのクレームはほとんどありません。
②短工期・ローコストで安心
シンプルな構造のため、工期も短く、コストも低く抑えて設置できます。また、大地震後はレンズ型パネルを交換するだけ。ご利用の皆様の負担を軽減することができます。
③入居したままの工事が可能
既設ビルの耐震化工事には、現在入居中のテナント様や入居者様の引っ越し等、保証面で大きな負担がかかる場合があります。しかし、「レンズ型制震ダンパー」なら、入居したままの工事も可能で、余計な負担を減らすことができます。
④メンテナンスフリー
日常でのメンテナンスの必要は、まったくありません。
⑤各種ニーズに応えるフレキシブル性
「レンズ型制震ダンパー」は、外壁への設置、内壁への設置のどちらにも対応できます。また、開口部をさえぎらない間柱タイプのほかに、ブレースタイプもラインナップ。さらに建物外観イメージに合わせてカラーコディネートも可能です。